ばねのフラクトグラフィ・事例集付き
本書はばねの破面の解析(フラクトグラフィ)についてまとめた本である。破面の解析が未経験であっても 解析に取り組めるように、 解析の一般論、破面の解析に必要である基本的なルーティンワークと、ばねの破面解析の事例を集めた書籍である。
- 日本ばね学会ばね等の破面解析研究委員会
- NextPublishing Authors Press
- 2022年刊 / B5版 / 5,000円
- 読者層区分 : A│B│C│D
- 書店(インターネット)で購入できる
ばね関係書籍を選ぶ際に手がかりとなるガイダンスとして以下に紹介する。
選択の目安として読者層区分と入手難易度区分を設けた。入手困難な書籍は 公共図書館等に問合せると閲覧できる場合がある。
※価格は税抜。
( )付表示は発売当時の金額で参考価格です。
本書はばねの破面の解析(フラクトグラフィ)についてまとめた本である。破面の解析が未経験であっても 解析に取り組めるように、 解析の一般論、破面の解析に必要である基本的なルーティンワークと、ばねの破面解析の事例を集めた書籍である。
本書は実務に役立つ入門書として、多種多様なばねを取り上げ、ばねの機能・要点や注意点など、ばねに関わる人に知っておいてほしい内容を体系的に解説している。 特性・信頼性・品質に優れたばねを選定・活用するための内容となっている。
ばねの歴史、ばね特有の性質をわかり易く解説した基礎編、ばね設計の基本的考え方、ばね用材料の選定方法、ばね製造の基礎知識、ばね使用例等を豊富な図版で解説している。随所に肩の凝らないコラムを設けて親しみやすい内容となっている。
本書はばね技術研究会(現日本ばね学会) 会員有志の共同執筆。
初版が1959年に出版された日本で最も権威ある専門書である。
ばねに関しては世界的に見ても唯一の総合専門書であり、材料、設計、製造、並びに検査の各項目を網羅している。第4版では最新の材料データ、有限要素法による設計手法と従来の初等解析手法を比較し適用限界を明確にした設計理論解析、製造技術の理論的根拠、最新の検査技術等充実した内容となっている。
本書は社団法人日本ばね工業会の会員会社技術部門専門家による共同執筆。
本書の主目的は金属ばね製造にかかわる技能検定試験(国家試験) 受験者のために編纂されたものだが、単に受験者のためだけではなく、ばね設計者、製造者、ばねユーザーまでばねに関心を持つ人々に幅広く役立つ内容的となっている。
約2000項目の「ばね」に関する用語を厳選し収録している。
見出し用語として、英語、日本語、中国語、インドネシア語、韓国語、タイ語の6ヵ国語をアルファベット配列に掲載、また英語及び日本語による語義を収録。さらに巻末には、各国語相互の検索可能となる各国語別の索引を収録されている。
本書はばね技術研究会(現日本ばね学会) 会員有志の共同執筆。
各種ばねの実用設計法を中心にそれらの製法、試験、ならびに検査法の現状についてまとめている。生産技術、設計、品質保証担当向け専門書。
本書はばね技術研究会(現日本ばね学会) 会員有志の共同執筆。
古くからばね用材料として使用されてきた鉄鋼材料、耐熱・耐食性に優れたNi基超合金、恒弹性材料などに留まらず、形状記憶合金、高分子材料、セラミックス材料などを解説。生産技術、設計、購買、品質保証担当向け専門書。
本書はばね技術研究会(現日本ばね学会) 会員有志の共同執筆。
およそばねと呼ばれるものの種類をほとんど網羅し、かつその用途を開発・設計技術者の使い易いようにまとめている。販売、生産技術、設計、購買、品質保証担当向け専門書。
本書はばね技術研究会(現日本ばね学会) 会員有志の共同執筆。
有限要素法をばねの設計に応用するユニークな書籍。弾性素子としてのばねから始まって、有限要素法の基礎解説、ばね設計への応用例を記載。ばね設計専門家向け内容。
ニッパツ・日本発条株式会社編
ばね業界トップメーカーのスタッフグループによる充実した執筆内容。
基礎編でばね用各種金属材料、設計公式、熱処理、ショットピーニング等を解説し、各論で各種ばね及び実際の応用例が紹介されている。
パワー社基礎シリーズ全15巻の内の第5巻。
機械要素としてのばねのうち、JIS規格に制定されている製品に重点をおき、設計者の立場になってまとめている。ばね設計入門書の色合いが濃く、理論計算式の誘導には触れていない。
本書はばね設計にあたって規格をいかに使用するかということに重点を置き、JIS規格を中心に、必要に応じて関連規格にも触れながら解説している。
設計公式誘導は専門書に委ね、あくまで実務的な記述内容となっている。
ばねの入門書としてはロングセラー。
日常生活用品から大型産業機械まで幅広く使用されている「ばね」がどのような考え方で設計されているのか、どのように作られているのか、誰にもわかり易く解説している。
日本ばね工業会設立35周年記念時に編纂・刊行された。
先史時代の弓矢から始まり戦国時代の鉄砲、江戸時代のゼンマイ等復元力を利用した人類の知恵を概観し、明治時代以降の自転車、鉄道車両、自動車、航空機に使われるばねの歴史を物語る内容。また、戦後の復興期を経てわが国におけるばね製造機械の目覚しい発達も紹介している。
本書においては新しいばねの材料力学の見地から弾性安定問題(座屈問題)、飛び移り問題等が取り扱われている。また、円筒コイルばねの塑性力学的観点から成形後のスプリングバック、セッチングに対する考え方等が述べられている。
巻末の付録にJIS規格による圧縮・引張コイルばね、ねじりコイルばね、及び重ね板ばねの設計基準を収録して読者の便を図っている。
本書に先立ち総合専門書 「ばね」がばね技術研究会から刊行されている。
本書はその解説的役割を果たすもので、ばねを使用する一般技術者あるいは学生がばねを容易に設計できる為の参考書である。例題を豊富にし、必要な専門事項については「ばね」を引用している。
工業製品としての金属ばねではなく、自然のなかで観察される動植物あるいは人間の筋肉などのばね作用を主体にした読み物。小学校高学年向け。写真とイラストが豊富に使われている。
私たちの身の回りあるばねを使った実験を小学生にわかり易く解説している。
楽しいイラストが豊富に使われている。
以下は現在のばね業界隆盛の礎となった歴史的書物である。書名のみ列挙する。