技術読本
技術読本(技術者の心得:日本ばね学会会報に連載)
技術者の心得 「実験の進め方に関する10ヶ条」
- 1.実験計画 (計画の良否がすべてを支配する)
- 2.実験項目の作成 (報告書、技術資料、カタログのもととなる)
- 3.実験試料の作成 (少なくとも50%以上の労力をつぎ込む)
- 4.実験機、測定器の選定 (実験結果の良否は試験装置で決まる)
- 5.実験の具体的手法 (実験結果に捨てるものはない)
- 6.実験結果の整理 (データは技術屋の無形の財産である)
- 7.実験終了試料の整理 (論より証拠、実験は繰り返すことが多い)
- 8.発表資料は個人、会社の宝であり、歴史でもある
- 9.実験結果の応用 (ライバルは何かをよく見る)
- 10.日常の仕事への適用 (マイナスデータの蓄積)
技術者の心得 「製造技術に関する10ヶ条」
- 1.自分の会社の技術に誇りをもて
- 2.Know-Howは使ってこそ価値がある
- 3.牛の耳は何処についているか!
- 4.機械は“音、熱、臭い、振動”で健康状態を判断しろ
- 5.製品を一つ売って“何ぼか”が問題だ
- 6.金型の修正は必ず設計者を交えてやれ
- 7.ドブに落ちないように気をつけよう
- 8.金型を造ったら検具も同時に造れ
- 9.自社では使わないが、得意先で使うところは必ず検査工程の中に入れろ
- 10.どんどん“カンニング”をやれ