名称 | コイリング工程管理装置 SCD-5 型 (株式会社 板屋製作所製) |
製造年 | 1986年 |
所有者 | 株式会社 板屋製作所製 |
認定日 | 2019年6月4日 |
認定理由
本機は圧縮ばねの自由長を静電容量センサで測定 良品・不良品を選別するとともにコイリング工程を管理する装置であり 測定値全数のグラフ表示 統計値(良品数・不良品数・平均値・3σ・Cpk)のリアルタイム表示が可能で、生産品の品質管理を飛躍的に省力化させた。またピッチ用モータ軸と連結させることで測定結果をコイリングマシンにフィードバックし、自由長修正ができるため製品の良品率向上にも貢献している。他社製機械にも接続利用可能で、現在に至るまで1600台超の販売実績を有し、圧縮ばね製造への貢献度が極めて大きく技術史的価値が高い。よって本機が今後末永く維持保存されることを願い ばね技術遺産に認定する。