名称 | スバル360 トーションバー (日本発條株式会社製) |
製造年 | 1958 |
所有者 | 日本発條株式会社 |
認定日 | 2016年6月9日 |
認定理由
軽自動車用懸架ばねには省スペースと軽量化及び経済性が強く求められるが 本ばねは各種ばねの中で最もこれらの要求にかない 弾性エネルギーの吸収効率も高いばねとして国産初の量産軽自動車に採用されたものである その製造には両端つかみ部のセレーションを冷間転造して量産化と強度の向上を図ると共に 当時新技術であったショットピーニングによる疲労強度向上とセッチングによるへたり防止も施してスバルクッションと呼ばれる革命的なサスペンションを実現した これら新加工技術の確立と日本のモータリゼーション開始に果たした本ばねの意義は技術史的並びに歴史的に高く評価される
よって 今後末永く保存されることを願い ばね技術遺産に認定する