名称 | コイリングマシン D−7 (株式会社板屋製作所製) |
取得年 | 1978年 |
所有者 | 株式会社板屋製作所 |
認定日 | 2014年6月5日 |
認定理由
本機は、1963年に従来機の線送り機構を複動化して生産性を高めるとともに、ワンウェイクラッチおよびコイリングツールの精度を高めてばねの加工精度と機械の 耐久性を向上させたものである。またツール駆動用のカム調整部を本体外部に配置することにより段取り性を向上させている。このように本機は改良により輸入機を凌ぐ生産性と操作性を実現した国産コイリングマシンの先駆けをなすもので、300台を超える納入実績を有し技術史的価値が高い。よって、今後末永く保存されることを願い、ばね技術遺産に認定する。